FXは「金利の良い預金」と考えるべし!
ゼロ金利時代の日本で資産運用に向いているのはなに?
人それぞれで合う合わないもありますが、今回は資産運用のひとつの選択肢として、FXについて考えてみたいと思います。
意外と手軽に始められるFX取引
FX取引というのは、外国為替証拠金取引のことです。
外国為替を取引するということは、つまり各国の通貨同士で売買をするということ。
為替のレートは常に変動しているため、ある通貨を安く買って高く売れば、それが儲けになる。簡単にいえば、これがFX取引の仕組みです。
通貨を買うといっても、どこで買えばいいのでしょうか。
実はパソコンやスマホでできてしまうのです。
FX取引は、実際に現物をやり取りするのではなく、ネットを通して売買を行い、ここというタイミングで決済を行うことで利益を確定させます。
つまり、自宅にいながら、もっといえば移動中でも取引ができるのです。
FX取引というと、よく「月収100万円のデイトレーダー」などというフレーズを見ますよね。実際にそういう人がいるのは事実です。
けれども、月収で10万円を超えるような取引ができるようになるには、世界の経済ニュースにも精通しないといけないし、相場の動きを読む判断力も備えていないといけません。
ときには運を味方につけることも必要でしょう。慣れてきてからならともかく、最初から一獲千金を狙うのは無謀でしかないのです。
一獲千金を狙わず年利3~5%を目標に
そこで、発想の転換をしてみるのはいかがでしょう。
つまり、FX取引で大儲けを狙うのではなく、資産運用の選択肢と考えるのです。
考えてみれば、日本がゼロ金利時代に突入してずいぶん時間が経ちます。
以前と違って、金融機関に預けておいても資産が増えることはありません。
それなら、FX取引でたとえば年利3%とか5%といった目標を立て、堅実に資産管理をするという選択肢もあるのではないでしょうか。
実は、年利で3~5%というのは、欲さえ出さなければ十分に達成可能な数字です。
もちろん外貨取引ですから、リスクはゼロではありません。
上がると思って買った通貨レートが下がれば損を出すこともあり得ます。
ただ、FX取引に限らず、たとえば株でもパチンコでも、全勝するのは最初から無理ですよね。
ポイントは、負けるときに、いかに上手に負けるか、損を最小限に食い止められるかということなのです。
とはいえ、当然ながら向き不向きもあるでしょう。
FX会社の中には、1か月などの期間を区切って、実際のトレードとまったく同じ取引をバーチャルで行えるものもあります。
いきなりFX取引を始めるのが怖い人は、まずはデモトレードで、FX取引が自分に合っているかどうかを確かめてみてはいかがでしょうか。
筆者:オオタヒサシ