本当の意味は? 誤用されやすい日本語
みなさん、こんにちわ。日本語、いっぱい使ってるって感じ?
僕わ普段からしゃべってるんだし、まぢ完璧みたいな。
今日わみんなに、間違って使われる系の日本語を紹介するって思ってるから(ワラ
本当の意味を覚えて役立てて欲しいって思ってるし。
【ごねる】
不平不満を並べ立て、納得せずに、いつまでもくどくどと文句ばかりを言い続けるという意味で使われますが、実はこれ、間違いなのです。この場合、正しい言葉はごねるではなく「ごてる」です。
現在では、ごねるでも意味が完全に通じてしまっているため、当たり前のように使われていますが、ごねるではなく、ごてるだと覚えておきましょう。
ちなみに、「ごねる」の本来の意味は「死ぬ」です。
誤「店の前でごねて、2時間1万円にしてもらった。ごねてよかった」
正「生きてても良いことないから、ごねよっと!」
【姑息(こそく)】
その場しのぎの意味。一時的に不利な状況を切り抜けるために用いられます。
「卑怯」などの言葉と同じ意味で使用するのは間違いですので注意しましょう。
ちなみに、過去に文化庁が発表した「国語に関する世論調査」では、「姑息」を卑怯という意味で使用する人が、70.9パーセントもいたそうです。姑息な奴らですね。
誤「藤木くん、君は実に姑息な奴だな」
正「永沢の家に火を放った藤木だったが、警察の聞き込みに対して姑息な手段をとってやり過ごした」
【確信犯(かくしんはん)】
こちらは間違った日本語でたびたび登場しますね。
本来の意味は、政治や宗教など、様々な理由の下、行動を取った本人が、正しい選択だと確信してなされる犯罪を指します。
悪いことだと知りつつもやってしまったという場合に用いるのは間違いです。
誤「嗚呼…、どうか嘆かないでおくれ。貴方の心を救わずにいれば、天の赦しは等しく私を救ってくれる。さぁ、そろそろ月が目覚める頃だ。時計の針に、紅き契約を重ねよう」
正「穢れきってしまったサンクチュアリの中心で、僕は最愛の人の背中に向け、嘆きの引き金を引いた。そう、これで世界は浄化され、白き天より裁きの鉄槌が降誕するのだから」
【役不足(やくぶそく)】
役者に対して、与えられた役があまりにも小さいこと。渡哲也さんにマグロをご期待させるようなもの。
間違った使い方としては、逆の意味で使用されることが多いです。
誤 流川「てめーだけじゃ役不足だ」
正「すみません、あなたのような素晴らしい俳優に対して用意した役が、ジャッキー・チェンが暴れまわる際に近くで肉まんを売ってたら店をメチャクチャにされて、『おい! よそでやってくれ!』と言ったらジャッキーに謝られたけど、直後に敵が思いっきりぶつかってきた勢いで吹き飛んで、起き上がったら肉まんをくわえて寄り目になる店の主人っていうのは、明らかに役不足でした」
【失笑(しっしょう)】
「こらえ切れずに吹き出してしまうこと」として使うのが正しいです。
くだらなすぎて、あきれかえってしまい、相手を小馬鹿にするという意味で使うことは間違いです。っていうか相手に失礼です。
こちらも過去に文化庁が発表した「国語に関する世論調査」では、「失笑」を間違った意味で使用する人が、60.4パーセントもいたそうです。失笑ですわ。
誤「高野の言動に、みんな失笑」
正「高野の言動に、みんな失笑」
以上。明日からさっそく使ってみましょう。
ごねたいYusuke