沖縄に降ったみぞれがどれだけすごいのか
大寒波が日本列島を襲った1月24日、各地で記録的な大雪を観測しました。
記録的な暖冬だと言われていたのが一変、記録的な寒さになってしまいましたが、いったい何があったのでしょうか。
みかん片手に、こたつの中から考えていきたいと思います。
そもそも、なぜ今回のような大寒波が日本列島を襲ったのでしょうか。
調べてみたところ、気象庁いわく、大陸近くの偏西風が南に蛇行して、大気の流れが変わったことが原因だそうです。
北極近くに滞留していた、氷点下6度以下の強い寒気が南下して、沖縄の上空を覆いました。
この寒気は水蒸気を多く含んでいたので、九州地方も大雪になったのです。
ひと言で表すなら、様々な要因が重なって、今回のような大寒波が発生したのです。
さらにこの要因は、沖縄県名護市と久米島町で、みぞれを観測させました。
みぞれは雪に部類されるため、調べたところ、1977年2月17日の久米島以来、実に39年ぶり2度目の降雪が観測されたのです。
さらに沖縄本島では初めてだそうです。
沖縄に雪というだけでもびっくりですが、実はもうひとつ、雪がまず降らない場所で降雪を観測したのですが、ご存じでしょうか。
鹿児島県の奄美大島です。
奄美大島は、鹿児島県と沖縄県の間にある島です。位置的にも沖縄と同じく、雪とはほぼ無縁の土地ではありますが、明治34年以来、実に115年ぶりに降雪を観測しました。
日本各地で、想像以上の状況を生み出している大寒波ですが、いったい、いつまで続くのでしょうか。
ある気象予報士によると、今日から寒さがいったん落ち着きますが、週末にかけて雨や雪の降る可能性があり、また気温が下がるそうです。
しかし、その後はゆっくりではありますが、気温も暖かくなっていくようなので、まさにいまが我慢の時ではないでしょうか。
筆者は本当に寒がりなので、冬が早く終わって欲しいと願うばかりです。
ただ、夏が来たら来たで、筆者は本当に暑がりなので、夏が早く終わって欲しいと願う可能性大です。
人間なんてそんなものです。
一日でも早く、春の訪れを待つばかりです。