マイナス50度を叩き出すクレイジーな村とは
最近、欧米なノリにハマってます。
友だちの家の冷蔵庫を勝手に開けて、ビールを見つけた瞬間に「おいおい、あるじゃないか。ご機嫌なやつがさー」っていうのにハマってます。
昨日、やれ大寒波だ、やれ沖縄に初雪だなどと、いかに日本が寒いかというコラムを書きましたが、本日は、昨日のコラムを台無しにしてやります。
日本レベルで考えてたら、そりゃ最近は寒いかもしれませんけど、世界はもっと広いってことを教えてあげますよ、この僕がさー。
ここは日本だから世界の話を持ち出してこられても困るとか言わないで欲しいですよ。
エクストリーム凍死をかますジャック・トランスさん
クレイジーな村の名は【オイミャコン】
それっぽい香辛料みたいな名前ですが、ロシア・サハ共和国、北東のオイミャコン地区のインディギルカ川の約2km西、北極圏のわずかに南に位置する村です。この情報はウィキペディアから引っ張ってきました。オイミャコンを乾燥させ、粉末状にしたものをカレーに混ぜます。
さらにウィキペディアによれば、一年のうち、半分以上が冬だそうで、つまり、冬マニア垂涎の村なのです。
ヒートアイランド現象に頭を抱えている冬マニアの敏彦(51)は、ちょっと健忘気味なごく普通のサラリーマン。
「いつか一年の半分以上が冬という場所を見つけて永住するぞ!」と夢を語りながら毎日を送っていたところ、ひょんなことからオイミャコンの存在を知る。
仕事をセミリタイアし、オイミャコンへの永住を決意する敏彦だったが、そこには、冬という季節の壁が立ちはだかる。
「まさか、一年の半分以上が冬だなんて…」想定外の事態に戸惑う敏彦に待ち受ける試練とは!?
そもそもオイミャコンは1月に、平均気温がマイナス50度を叩き出す、クレイジーな村です。
間違えないでください、最低気温ではなく、平均気温です。
平均気温がマイナス50度ということは、ほぼ毎日がマイナス50度なのです。
オイミャコンから話題は逸れてしまいますが、ここで少し、氷点下の世界では、いったいどんなことができるのか、少しまとめてみました。
【氷点下15度】
・シャボン玉が割れる
割れるといっても、貴様らが想像しているような割れ方ではございません。
ガラス細工のように、パリンと割れるのです。百聞は一見にしかず、貴様らもこの動画を見るとよろしいですわ。特に3:56は必見。
【動画を再生】
【氷点下30度】
・熱湯が凍る
カップにお湯を注ぎ、右アッパーを繰り出す容量で、一気にぶちまけると…。
【動画を再生】
【氷点下38度】
・部屋に寒気
ぽかぽかの部屋の窓を開けたらどうなるのか。
実験なのか、ただのお馬鹿なノリなのかは分かりませんが、とにかく寒そうです。
【動画を再生】
【マグマ】
マグマです。寒い動画が続いたので、暖まりましょう。
【動画を再生】
ちなみに、オイミャコンとは、ロシアで使われているエヴァン語で「凍らない水」という意味で、永久凍土なのにもかかわらず、天然の温泉が湧いていることに由来しているようです。
とにかく寒いオイミャコンですが、その他にも色々と特徴があります。
冬場は日照時間が3時間だったり、あまりの寒さに多くのウィルスが死滅してしまうため、長寿の村として有名だったり。
ちなみに、本コラムのトップ写真は、オイミャコンの公衆トイレです。
↓コレ
過酷…ですよね…。
いかがでしょうか。
住みたくなる人、住みたくない人、極端に意見が分かれる場所だとは思いますが、お金と時間と行動力に余裕があった場合は、一度くらい行ってみてはいかがでしょうか。