新宿ゴールデン街の火災に見る地域別危険度
4月12日、新宿区歌舞伎町1丁目のゴールデン街と呼ばれる場所で、大規模な火災が発生しました。
このコラムを執筆している時点では、出火原因は明らかになってはいませんが、出火直前の建物へ出入りしていた男性が逮捕されています。
ゴールデン街は飲食店が密集して、さらに路地が細いため、消防車が通れず、ホースを延ばして消火にあたった影響で、鎮火に4時間もかかってしまいました。
密集した建物と狭い路地。マイナス要素が重なってしまった結果なのですが、この最悪の組み合わせは、ゴールデン街に限ったことではありません。
そこで今回は、東京都都市整備局が発表している、地震で火災が起こった際に、危険だと言われている地区を5つ紹介したいと思います。
「火災危険度」という地震発生時の火災により、全焼する建物が1ヘクタールあたりに何棟あるのかという数を基準に発表されています。
あなたの住んでいるところは大丈夫ですか?
・危ない5つの地区
葛飾区
墨田区
江東区
台東区
北区
上記5区が火災発生時に危険だと言われている地区です。もちろん、同じ区内でも比較的安全なところもあるとは思いますが、建物が密集し、築年数も多い家屋がほとんどだそうです。
・安全な5つの地区
千代田区
港区
中央区
江東区
江戸川区
上記は火災危険度が比較的低い区です。特に千代田区は第一位とも言われています。理由としては、一般家庭が少なく、出火率の低いオフィスが建ち並んでいるからです。
いかがでしたでしょうか。
もちろん、危険だから絶対に危険、安全だから確実に安全だということはありません。
常に防災について意識していくことが大切だと思います。