解明!時間が無い時に限って大当りするフシギ
皆様は「法則」を気にしたことはありますか。
「10,000時間の法則」「因果の法則」「エメットの法則」など、この世界にはいくつもの法則が存在し、人々は法則によって縛られているといっても過言ではありません。
数ある法則の中で、最も身近な法則は「マーフィーの法則」だと、私は考えています。
「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」をはじめとした、誰もが思わず納得してしまう出来事を表したものです。
トースト以外にも、多くの人が納得してしまいそうなものとしては、
「洗車をしたばかりの時にかぎって、雨が降る」
「USBの挿入に、1回は失敗する」
「普段は説明書を保管するが、捨てたものにかぎって説明書が必要になる」
「お茶は書類のほうへ倒れる」
「家のトイレットペーパーが無くなると同時に他のものも無くなる」
「ホームへ到着すると同時に電車が出発する」
以上のように、挙げ始めたらきりがありません。
つまりは、「あるあるネタ」の一種なのです。
パチンコにも当てはまる法則
パチンコにも同じようにマーフィーの法則が当てはまります。
「自分の紙幣だけ何度もサンドに押し返される」
「時間が無いときにばかり大当りする。逆もまた然り」
「1パチだと驚異的な勝率を誇る」
「乗り打ちだと勝つ」
「同じ演出ばかりが発生する」
などなど。
ここで書いて終われば、パチンコあるあるで終わってしまいますが、今回は、なぜマーフィーの法則などのあるあるネタに共感してしまうのかを簡単に書きたいと思います。
法則の原因は人間の脳が生み出していた
大きな理由のひとつに、人間の脳のメカニズムが関係しているのです。
人間の脳は本来、苦痛を極端に嫌う根っからの快楽主義者です。快楽主義、つまり本能です。人間はその本能と戦うべく、理性を持って日々を生活しています。
ちなみにこの本能と理性の話は、あるあるネタの解明に一切関係ありません。
人間は良い思い出を基本的には多く記憶しますが、反面で、嫌な思い出も断片的ながら記憶していきます。
断片的に記憶される嫌な思い出こそが、マーフィーの法則のメカニズムなのです。
本当は成功する回数の方が多い、それなのに…
例えば「サンドに紙幣を入れても押し返される」という経験をし、また同じホールで同じように「サンドに紙幣を入れても押し返される」という経験をすると、脳が前回の記憶を呼び起こし、前にもあったな…という考えが浮かびます。
後日、別のホールでさらに「サンドに紙幣を入れても押し返される」経験を味わうことで、これが確信へと変わり、最終的に、いつもこうなる、という結論へと達します。
実際、サンドにすんなり紙幣が入る回数の方が圧倒的に多いのに、少しでも嫌な経験をすると、脳に記憶され、積み重なり、いつのまにか「いつも」という錯覚へと陥るのです。
よく思い出してみて下さい。あなたが思う「いつもこうなる」という結果は、本当にいつもなのでしょうか。
成功している回数のほうが圧倒的に多いかもしれませんよ。
以上、あるあるネタのメカニズムでした。
最後にもうひとつ、マーフィーの法則に則った言葉を記しておきます。
「楽しいことは、違法か、反道徳的か、太りやすい」
甘い誘惑に負けないよう、理性を持って人生を楽しみましょう。
パチンコは、適度に楽しむ遊びですよ。