vol.12 友人紹介プログラムを上手く活用する


 

今回は、前回に引き続き「友人紹介プログラム」について
ご説明していきたいと思います。

友人紹介プログラムのポイント

友人紹介プログラムとは、
アルバイトを紹介した人(紹介者)、された人双方に特典などを与えて
従業員を増やしていくシステムのことです。

友人紹介プログラムは手軽で安価にできますが、大切なポイントが3つあります。

 

(1)採用ターゲットを明確にする

友人紹介プログラムを施行することになれば、全従業員に対して
「◯曜日の×時〜▲時に勤務できる知り合いがいたら紹介してください」と告知しておきます。

そうすることにより、
従業員は「誰に声をかけようかな」という目処が立てやすくなります。

ある程度の条件を絞ってしまった方が、
紹介者は対象を探しやすくなるということを覚えておきましょう。

 

(2)紹介者への謝礼のタイミングを明確にする

紹介者に対しての謝礼のタイミングは重要です。

紹介する度に特典を出していては、キリがありませんし、
勤続半年で謝礼となれば、あまりに先過ぎて紹介する気も失せてしまいます。

オススメは、「採用時」と「勤続後3ヶ月」です。

「採用時」に一度、「勤務後3ヶ月」でもう一度と、
二回に渡って謝礼することにより、初期退職を抑える効果が望めます。

 

(3)面接前に一度相談してもらう

紹介制度の良いところは、コストがあまりかからないことです。

難しいところは、ズバリ言うと、
「紹介者の手前、採用を断りにくいこと」です。

紹介者が説得してくれ、紹介された人がその気になったとしても、
勤務条件以外のところで、採用基準に満たないケースも考えられます。

ですから、本格的に面接を実施する前に、
紹介者からの相談を積極的に聞き入れて、事前情報を入手するようにします。

そうすることで、紹介者のメンツを潰すことなく、
「他の紹介者によって、採用ができた」などの理由で
面接を回避することができるでしょう。

 

友人紹介プログラムの告知方法

最も効果があるのは、対象であるアルバイトさんが滞留する「休憩室」に掲出することでしょう。

他にも「アルバイトさん宛のメール」や、
「アルバイトさんの家族にお願いするハガキ」などが挙げられます。

しかし、最も効果的なのが、「採用直後に、店長から口頭でお願いすること」です。

アルバイトをする人のモチベーションが最も高まる最初の瞬間は、
「お店から採用を通達されたとき」です。

「おめでとうございます。これからよろしくお願いします」とご挨拶した後、
「実はお願いがあるんですが、もしあなたみたいな魅力的なお友達がいたら、
ぜひ、うちの店に紹介して欲しいんです」とお願いしてみましょう。

そのときにパンフレットやチラシを渡すと、なお良いですね。

このタイミングは、一人一回しかありませんから、
忘れずに店長の口から伝えるようにしてください。

 

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執筆:小田利德

提供元:パチンコバイト


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