うるう年にまつわるいろんな話
2月29日生まれの人は、20歳になったときに「やっと5歳だよ」なんていうテンプレのようなギャグを一度は言ったことがあると思います。ご存じ、今年はうるう年です。
4年に一度の周期でやってくるこの年ですが、そもそもいつから存在していたのでしょうか。
今回は、うるう年がいつから存在するのかと、それ以外のちょっとした小ネタもご紹介していきたいと思います。
・うるうって何?
うるうとは漢字で「閏」と書き、年の日にちなどが、普段の年よりも多い場合を指します。
ちなみに、うるう年の反対は「平年(へいねん)」と言います。天気予報で「平年通りの気温です」という場合に使われる平年と同じですね。
平年に比べて1日多い場合は「うるう年」、1秒多い場合は「うるう秒」などといいます。
・語源は?
「閏」という漢字を見てみると門の中に王という字が入っています。
これは中国で、うるうの日は、王様が門の中に閉じこもり、休息の日にあてたことに由来しているそうです。
・いつからあるの?
日本では明治6年から現在のグレゴリオ暦が始まり、最初のうるう年は1876年から始まったと言われています。
一方、西洋地方だと、なんとガイウス・ユリウス・カエサル時代、それこそ、紀元前100年あたりから存在するみたいです。スゴいですね。
ちなみにガイウス・ユリウス・カエサルとは「賽は投げられた」「ブルトゥス、お前もか」などの言葉を残している偉大な人物です。
・うるう年がないとどうなるの?
うるう年という概念がなかったらどうなるのか、これは単純です。4年に1日ずつ、日が動いていきます。
そこまで大きなことではないと思いますが、実際は、いずれ8月に雪合戦をして遊ぶなんてことになりかねません。
あってよかったうるう年!
・うるう年は何かが起こる!?
実は、うるう年には日本でちょっとした出来事が起こっているのです。
前回、2012年のうるう年では、まさに2月29日に東京スカイツリーが完成(竣工)しました。
今年2016年は、まだ何が起こるのかは分かりませんが、次のうるう年では何が起こるか分かります。
そう、2020年は東京オリンピックが開催されます。
このように、うるう年は日本では何かが起こる特別な年なのです。
改めになりますが、2016年はうるう年です。
せっかくなので、今日という日を特別な日にしてみてはいかがでしょうか。