6種類の価値観の中で、あなたはどれを重視する?


1880年代から1890年代を生きたドイツの哲学者、エドゥアルト・シュプランガーは、「人間には6種類の価値観が存在し、そのどれを重視するかで、人となりが分かる」と説きました。

 

人は6種類ある領域の中で、どれに文化的価値を置くかで、ある程度どういったタイプなのかが分かるのです。また、同じタイプの人間同士は、仲良くなりやすいことも分かっているそうです。

 

今回は、その6種類をご紹介していきたいと思います。

あなたはいったい、どのタイプに部類されるでしょうか?

 

 

1) 権力型

地位や名誉、他人を利用してでも己の権力を重視する人です。

とにかくトップになりたい、他人を蹴落としてでも自分の存在を証明したいと思う人が大半です。
自身の権力を示すためならば、平気で嘘をつきます
こうした行動は、会社だけではなく、家庭内やクラブ活動など、小規模な集まりの中でも発揮されることがあります。

周囲に該当する人がいた場合は、利用されないように気をつけましょう

 

 

2) 審美型

「美」という、あくまでも感覚的ものを重視する人です。

このタイプの人には「実用性があるか」「生きてく上で欠かすことができないものか」といったような議論は無意味です。
現実的な部分にはあまり興味を示さず、「美」を追求していくのです。

日々の生活はもちろん、周囲の人すべてに美を求めるため、自身の基準に満たないものとはあまり関わりをもちません。
美的感覚が優れているため、繊細で神経質になりやすいとも言われています。

 

 

3) 経済型

経済力など、資産を重視する人です。

人間関係においても「この人と関わることで、自分の金銭的負担を減らすことができるのか」といったように、常に財布の中身を気にしています。

一見、倹約家のように思えますが、意外にも服や身の回りの物へはお金をかけます。しかし、根はやはりケチなので、ここぞというときはお財布のヒモがきつく縛ります。
絶対にマイナスにならない投資ならば喜んでお金を払う傾向があるため、投資関連の詐欺などには注意しましょう。

 

 

4) 宗教型

宗教、いわば自己の救済を重視する人です。

「安心・安全」を第一に求めます。このタイプの人が全員宗教に興味があるというわけではなく、救いを求める人が宗教に興味を示すのです。

目に見えないもの、いわゆる「スピリチュアル」の文化に詳しく、パワースポットなどを巡る人も多いようです。
安心と安全、さらには救済などとうたう詐欺には十分気をつけましょう

 

 

5) 社会型

愛情や人とのコミュニケーションを重視する人です。

孤独を極端に嫌い、常に人と繋がっていたいという願望が強いです。
協調性を大切にする反面、和を乱す人に対しては厳しい態度を取ってしまいがちです。

利他主義で、自己犠牲もいとわない場合が多く、他人から見れば「なぜそこまで?」と思われることもありますが、本人はそれが当然だと考えています
時には他人のために命も投げ出すでしょう。

断れない性格の人がほとんどのため、嫌なときははっきりと意思を示すことが大切です。

 

 

6) 理論型

物事を客観的に判断し、論理的に理解することを重視する人です。

感情論を嫌い、第三者的視点で物事を眺めて、理論に基づいて物事を解決することを好みます。
冷静な判断と雰囲気は、時として「冷たい人、感情がない人」と受け取られてしまうことがあるかもしれません。

また、このタイプは嘘をつくことを嫌う傾向があります。
時には感情的になることも大切です。

 

 

 

Yusuke


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