今日から使える! 心理学を応用した交渉術①
選択肢を2つ用意して
どちらかを選ばせる
こちらも有名な方法ですね。漠然と提案するのではなく、選択肢を2つ用意して提示することで、相手に選ばせやすくします。
例えば、友人との待ち合わせなどでは、
自分「明日の集合、何時にしようか」
友人「うーん…、あなたに会いたくないなぁ」
自分「17時か19時、どっちがいい?」
友人「どっちも嫌だけど、それなら19時で」
相手に2つのどちらかを選んでもらうという「ダブル・バインド」ですが、これは自分云々ではなく、相手を困らせない方法かもしれませんね。気づかいが重要です。
「たまたま」を装って
相手に納得させる方法も
最初に好条件で相手を引きつけておきながら、その後、一般的な条件となんら変わらない内容で、相手の承諾を得る方法も存在します。
家電量販店のお得情報を見て、来店したときでも、
自分「やったー、欲しかったテレビがセール中だ!」
店員「しゅみましぇん、こちらはセール対象外でしゅね…」
自分「えっ…」
店員「ただ、しょれでも他店よりも1万円以上はおやしゅいので、お得でしゅよ」
自分「それならいま買ったほうが良いかな…」
店員「しゃらに金額の10%をポイントで還元しましゅよ」
自分「じゃあ買います(この店員滑舌悪いなぁ…)」
こちらは「ローボール」と呼ばれる方法です。
その名の通り、最初はローボールのように手に取りやすい内容で相手に食いつかせる、ちょっとだけズルいやり方です。
以上、いずれも難しい知識は必要なく、日々の生活や仕事で役立てることができそうな交渉術でした。
当たり前ですが、悪用などはせず、あくまでお互いにとって一番納得のいく答えを導き出すための方法として、活用してみてください。
上手に使いこなせれば、きっと想像以上の効果が期待できるはずでしゅよ。
筆者:Yusuke