vol.6 自由シフトの重要性
前回は、アルバイトの年間採用計画の作成方法をご紹介いたしました。
今回からは、人を集めるために強い武器となるシフト管理システムである、
「自由シフト制」と「スケジューリング」についてご説明していきたいと思います。
一番手っ取り早くアルバイト採用の窓口を広げるのが、
自由シフトやフリーシフトなどと呼ばれる制度の導入です。
この制度については、さまざまな言い方がありますが、
ここでは媒体で最もよく使われている「自由シフト制」で統一していきます。
求職者にとって、とても魅力的なインフラであるのにも関わらず、
パチンコ店でこの制度を導入しているところはほとんどありません。
1週間や2週間などの短期間ごとに自由なシフトを組めるようにすることで、
ダブルワークや隙間時間で働きたい人、大学生などの求職者が集まるようになります。
自由シフト制の考え方
まず、自由シフトは1-2週間単位で考えることが、最も望ましいと言えます。
ここでいう単位とは、スケジュールを回収するタイミング
=アルバイトが1回のシフト提出で希望を出すことができる期間のことです。
単位は1ヶ月、2週間、1週間・・・とありますが、
この単位が小さければ小さいほど働き手にとっては魅力的です。
この自由シフト制を導入していれば、
習い事、イベント、人との付き合いなどの予定が立てやすくなり、急な予定にも対応できるようになります。
また、変則的なシフトでしか入ることができないため、
今まで採ることのできなかった学生にも呼びかけることができるのです。
具体的なシフトの組み方について
シフト提出から、発表までは基本的に月曜始まりのカレンダーで運用することが多いと言えます。
サービス業なので、ゴールデンウィークでも年を跨いでもいつでも同じサイクルです。
例えば、毎週【木曜日】に次の週の1週間分のシフトをスタッフ全員に発表するとします。
その場合は、前日である【水曜日】までにシフトを制作しなくてはなりません。
アルバイトには毎週、シフト制作日前週の【日曜日】までに
翌々週分の希望のシフトを提出してもらうことを義務づけます。
そして、制作担当者は【月〜水曜日】に翌週分のシフトを制作するのです。
そして【木曜日】に発表、というサイクルです。
制作担当者は、基本的に業務時間内に専門の人を立てるのは時間的にとても厳しいです。
そのため、店長の手が空いたときなど、隙間時間に制作していく必要があります。
これだけ聞くと、店側の負担がとても大きいように思えますが、
慣れればあっという間に作成することができます。
なにより、返ってくるものが非常に大きいのです。
しかし、もちろん問題点もあります。
次回は、そんな自由シフト制の問題点についてご説明していきたいと思います。
先にも述べましたとおり、自由シフト制というインフラは
パチンコホール様では導入していないところがほとんです。
そのため、導入するなら早いに越したことはありません。
弊社では、その必要なノウハウを教える手助けを行っております。
何か疑問点、ご相談などがございましたら、
些細なことで構いませんので、ぜひ私までご相談ください。
執筆:小田利德
提供元:パチンコバイト