加速する若者のパチンコ離れ。業界全体の高齢化も加速する?
「若者の○○離れ」という言葉が一般的に浸透してからしばらく経ちましたが、みなさんが一番に思い浮かぶ「若者の○○離れ」はなんでしょうか。
ちなみに、近年では「若者」の定義は15歳から34歳までを指すらしいです。
・若者の車離れ
・若者のテレビ離れ
・若者のパソコン離れ
・若者のレジャー離れ
一瞬でも、4つの「離れ」が浮かびました。
車離れは、経済的理由や、主要都市での交通の便が発達したことなど、車が欲しいけど買えない、移動手段が他にあるから、車を買うまでもない。人によって理由は様々ですが、結果として車離れにつながっています。
テレビ離れについては、パソコン離れと関係しています。
いまやインターネットがあれば、必要な情報のすべてを知ることができるようになった時代。これを一概に悪いとは断定できませんが、結果として、若者はテレビを見ず、インターネットに夢中になります。
その際、手軽で便利なスマートフォンの登場により、パソコンを買う必要がなくなったのです。
スマートフォンは使いこなせるけれど、パソコンはまったく使えないという若者も増えているようです。
4つ目のレジャー離れですが、主にホビー・レジャー、中でもパチンコは近年、若者がどんどん離れていっています。
若い世代がパチンコを打たなくなるのはもちろん、ファン人口も大きく減っています。1995年には2900万人いたといわれるファン人口も、2013年には1000万人を割ってしまいました。
・パチンコやパチスロは想像以上の金額が必要。
・勝てなかったらと考えると、お金が無駄になってしまう…。
・4円パチンコは打てないし、1円パチンコだと盛り上がらない。
色々な考えが若者の中で浮かんでいるのではないでしょうか。しかし、少しでも楽しんでもらおうと、いまやホールも日々、新規ファンを獲得するため、悪戦苦闘しているのです。よく「ホールが悪い」なんていう言葉をいう人がいますが、いまのホールの頑張りには脱帽します…。
しかし、このままの状態が続くと、どうなるのか。若い世代がパチンコを打たないことで、パチンコファンの高齢化が進みます。
さらに、この余波は、パチンコホールの内側にも影響してきます。