「うつ」の不安を忘れる４つの秘策

みなさんは、現在、過度なストレスを感じることはないでしょうか。
労働安全衛生法改正に基づき、ストレスチェック制度が平成27年12月1日に施行されることになりました。
ストレスチェック義務化は、労働者が自分のストレス状態を把握することで、ストレスをためすぎないように対処したり、ストレスが高い状態の場合は医師の面接を受けて助言をもらったりし、「うつ」などのメンタルヘルス不調を未然に防止することを目的としています。

ストレスを溜めがちなあなたへ

 

転職を考えている人の中には、職場環境や人間関係に悩んでいる人も多いはず。過度にストレスが溜まりすぎると、メンタルヘルス不調に繋がる恐れがあります。そうなってしまっては、転職どころではなくなってしまいます。

身体が資本、健康が第一。

今回は、そんなストレスを抱えがちな人のために、「うつ」の不安を忘れる５つの秘策をご紹介したいと思います。

 

１、日光を浴びる

たかが日光、されど日光。太陽の光を浴びてみると、みるみる元気が湧いてくることが実感できるかと思います。

メンタルヘルス不調を引き起こす一因として、セロトニンの減少があります。セロトニンは、ノルアドレナリン、ドーパミンとともに体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物の一つです。セロトニンが不足すると、「うつ」や「不眠症」などの精神疾患に陥りやすくなったり、暴力的になったりすると言われています。
そんなセロトニンを増やすために効果的なのが、日光を浴びること。日が照っている中、外に出ることが億劫だと感じる人もいるかもしれませんが、思い切って太陽光に当たってみましょう。気分がすっきりして、気持ちや考え方が明るくなります。
起床一番に、カーテンを開けて日の光を部屋の中に取り入れるのも、一日を元気よく過ごすコツです。

 

２、身体を動かす

定期的に身体を動かすことで、ストレスを発散する方法です。元から身体を動かすことが好きな人は問題ないですが、ストレスを溜めやすい人は、比較的インドアな方が多いと言えます。身体を動かすのが苦手な人は、最寄り駅の一駅前で降りて自宅まで歩いてみたり、日が沈んでから近場を少し散歩してみたりすることから始めてみましょう。

身体を動かすことは、前述のセロトニンの活性化に役に立つと言われています。だらだらと長く身体を動かし続けるよりも、たとえ短時間でもテンポ良くキビキビ動くようにした方がより効果的です。

また、身体を動かすことは不眠を防ぐことにも繋がります。適度な運動をし、リズム良く生活することを心がければ、毎日を爽快な気分で過ごすことができるでしょう。

 

３、人と話をする

雑談でも何でも良いので、積極的に人と話をすることを心がけてみましょう。最近あった楽しかったこと、大変だったこと、頑張ったこと、辛かったこと、悲しかったこと……何でもいいのです。とにかく思っていることを口にしてみてください。
あなたの意見が受け入れられたり、優しく同調してもらえたりしたときは、きっと大きな安心感を得ることができるはずです。
気の置けない友人と笑い合うことで、曇っていた心もきっと晴れるでしょう。仕事場で必要最低限の話しかしない日がないように、一日に一度は必ず誰かと言葉を交わすようにすれば、心の安定を保つことができるはずです。
ただし、苦労話や愚痴は、聞いている方の体力が大きく削られることがありますので、長々と話さないようにした方が良いですね。
とはいっても、毎日楽しいことばかりではないのが人生です。話を聞いてもらったら、お礼とともに「何かあったら聞くからね」と一言添えることも忘れずに。

 

４、部屋の掃除をする

部屋が散らかっていると、何かと気持ちが散漫になってしまったり、何をするにもやる気が失われてしまったりします。探しものが見つからなくて、イライラすることも……。
そうならないためにも、部屋を片付けてみてはいかがでしょうか。
仕事がお休みの日に「片付けの日」として１、２日かけて掃除したり、毎日少しずつ片付けたり。自分の無理のないペースで進めていくことが大切です。

また、それまで捨てられずにいたものをこの機会に捨ててみると大きな気分転換になっていいかもしれません。
部屋が片付く頃には、気分がすっきりとして、清々しい気持ちで物事に取り組むことができるようになっていますよ。疲れた身体を癒やすためにも、布団周りだけでも常日頃個から整頓しておくことを心がけましょう。

 

いかがでしたでしょうか。
適度に息抜きをしながら、普段からストレスを溜め込まない考え方を心がけることが大切です。どこか気持ちが沈むと感じたときは、自分の好きなことをしたり心を整理したりして気分をリセットし、また一から新しくやる気をチャージしましょう。

 

執筆：Lisa