「何がいけないの?」デイサービスでの娯楽提供規制
過剰な装飾に薄明るい施設内
以前、「カジノ型」のデイサービスが地テレビで放送されていたのを偶然見たのですが、そこには、一般的なデイサービスのイメージとはかけ離れた光景が広がっていました。
パチンコ・パチスロ台の上には、パチンコホールで見かける、ど派手なペナント。さらに、店内はカジノのように薄明るく、極めつけはディーラーの服装をしたスタッフ。
実はこのスタッフは、介護職員だったのです。驚きですね。
利用者は、疑似通貨を利用して、ルーレットや麻雀などを楽しみます。
疑似通貨を増やした利用者には、記念撮影などのサービスを行っている場所もあるようですが、疑似通貨を使いて、実際のギャンブルのように一喜一憂する、ここに神戸市は難色を示したのかもしれません。
実際に放送されていた施設の光景は、まさにカジノそのもの。状況を考えると、市の考えも分からなくもない状況になってきます…。
個人的な推測ですが、いまよりも状況がエスカレートする前に手を打ったと考えるべきでしょう。
それでも利用者からは「楽しい」という言葉
テレビの中で、利用者の1人がインタビューで「楽しい! 1週間毎日でも来たい」と話していました。
確かに、気乗りしないままデイサービスの施設で行き、折り紙やら童話を歌って、何とも言えない時間を過ごすことに、退屈を覚える利用者も少なくありません。実際、自分の親族がそうでした。
反面、「カジノ型」は、パチンコやパチスロならば1人でも遊べる、麻雀ならば利用者同士で楽しく遊ぶこともできます。楽しいものほど、時間を忘れることができますからね。
果たして、どちらが利用者にとっての本当の楽しみなのでしょうか。
こればかりは正解がないような気もしますが、今後、神戸市以外の動きにも注目していきたいと思います。
ちなみに、自分が年齢を重ねて、もしデイサービスを利用することになった場合は、朝から晩までパチンコや麻雀などを楽しみたいです。
むしろ、年齢を重ねるとかデイサービスなど関係なく、明日からでも朝から晩までパチンコや麻雀などを楽しみたいです。
筆者:Yusuke
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